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少しご無沙汰している清里です。
温かい頃、長野県の佐久市から野辺山高原を通り山梨県の韮崎市に抜ける国道141号線を利用することがある。
途中、清里で食事をしたり、散策し、コーヒーをいただきます。
あるとき、街道沿いのそば店に入りました。
そば屋さんには珍しく、「お食事の方は、ご自由にお飲みください!」と書かれ、予備のテーブルにコーヒーメーカーが置いてあった。
「ご自由だから・・・」と相棒と二人でいただいた。すると、隣の席の若いカップルも我々にならった。
で、コーヒーカップに口をつけてみると、びっくり。
煮詰まったコーヒーで焦げ臭くってとても飲めるものではない。
我々は、飲むのをやめ、「なんでこんなに詰まったコーヒーを出すのかね!」なんて会話をしていた。
見ると、隣のカップルも口をつけただけで飲むのをやめてしまっていた。
すると、さりげなく厨房から女性が蒸気が噴出しているやかんを持って出てきた。そして、間髪入れず、コーヒーウォーマーの中にお湯を注ぎこんでしまった。
私たちのひそひそ話が聞こえたのだろうか!
焦げ臭いコーヒーもお湯を注げばアメリカン!
そのように考えたのであろうか。
その後、何度か国道141号線を通ったが、そのそば屋を見るたびに、
「そう言えば焦げ臭いコーヒーを出したそば屋だ!」
「お湯をぶち込んだお店だ!」などと・・・。
あるとき、同じ道を走っていると、そのそば屋には、「テナント募集」の看板が大きく掲げてあった。
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