飲兵衛アリスの旅日記 | ||||
第4弾・沖縄フリープラン/3泊4日 | ||||
2018(平成30)年1月 | ||||
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短い旅程の長い沖縄旅物語 | ||||
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1日目のホテルでの部屋居酒屋に無くて、2日目、3日目の部屋居酒屋のテーブルに乗っていたものは何でしょう? わかりましたか? 「島らっきょう」ですね! |
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沖縄で栽培されているラッキョウのことを「島らっきょう」と呼んでいます。 沖縄では、島らっきょうを生のまま、塩でもみ浅漬けにし、かつお節を振り掛けて食べられており、本土のラッキョウよりやや小振りで独特の辛みがあります。 島らっきょうの特徴は、匂いがとても強烈です。 香りは島らっきょう独特の香りですが、一度食べるとクセになります。 その他、栽培されている土にも特徴があります。 石灰岩が風化して赤くなった島尻マージという土壌で栽培されており、島尻マージは排水も良く、島らっきょうの栽培に最適です。 沖縄では、島らっきょうのチャンプルーや島らっきょうの浅漬け、島らっきょうのキムチ漬け、島らっきょうの天ぷら等、色々な食べ方がありますが、素材の風味を活かすため若いうちに収穫し、生のまま軽く塩を振って浅漬けにして食べるのが定番です。 沖縄の居酒屋では、ピリッとくる食感がビールや泡盛に格別に合う定番のおつまみ♪で大人気です。 含有される主成分はアデノシン、アリシンなど。特有の匂いの素はアリシンで、ヒトの体内でビタミンB1の吸収を助ける働きがあり、免疫力増強、育毛作用、疲労回復、抗菌作用、抗がん作用などがあるとされています。 ほぼ年間を通して生産されていますが、主に12月から6月までが収穫期で、旬は春で価格も下がり、八百屋やスーパーにも多く出回っています。 (島らっきょうを紹介しているパンフレットなどから) |
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沖縄に到着して、その日から島らっきょうの争奪戦が行われることなど考えてもみませんでした。 もう笑ってしまうしかありません。 舞台は、到着した1日目に行った名護市にあるJAファーマーズマーケットでした。 ここには以前にも来ているのでおおむね勝手はわかっているつもりです。 駐車場に車を停めて、店内を一周します。 島らっきょうがあるかさがします。 野菜売り場、あるはずなのにありません。 何度か店内を回ってさがしましたが、ありません。 仕方がなくホテルでの部屋居酒屋のつまみになりそうなものをさがします。 揚げ物、チャンプルーなどの惣菜類を見て、温州ミカンも美味しそうです。 買いたいものをカートに乗せたカゴに入れてさらに店内を見回ります。 すると、・・・・・。 |
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サービスカウンターに私の視線が向きました。 すると、そこには・・・ カートに乗せたカゴに商品を詰め込んだ奥様がサービスカウンターにいます。 カゴの中に入っているものを見ました。 すると、カゴの中身は「島らっきょう」でした。 島らっきょうを大量に購入しているようです。 サービスカウンターの人に聞きました。 「島らっきょうは、まだありますか?」 「奥にありますよ!」と言われましたが、示された場所にはありません。 サービスカウンターに戻ってみると、島らっきょうを買った奥様はすでに消えていました。 また聞きました。 「大量に買ってどうするのでしょうかね!」 「居酒屋をやっていて、つまみで出すらしいですよ!」と。 どうも買い占めをされてしまったようです。 |
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その後、2ヶ所のスーパーに行きました。 野菜売り場に島らっきょうはありません。 今日は諦めるしかありません。 名護市営市場にもありませんでしたし、・・・ 今夜は寂しく島らっきょう無しで泡盛です。 |
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沖縄旅行2日目、 今日は恒例の古宇利大橋観光です。 晴天の沖縄、エメラルド色の海と小売り大橋の共演、楽しみです。 実は、古宇利大橋に行くことには別の目的もあります。 島らっきょうを手に入れることです。 手順を踏んで古宇利大橋観光を終わります。 何枚も写真を撮りました。 行き先は、古宇利大橋を渡って、古宇利島側の袂の駐車場です。 広くない駐車場ですが、観光バスも3台ほど来ています。 ちょうど出ようとしている車があったので、待って何とか空きスペースに停めることができました。 観光バスから降りた観光客や多くの人は車を停めると砂浜に向かいます。 古宇利大橋の撮影ポイントがあるからです。 私は、車を停めると、早々に直売所兼お土産屋さんに飛び込みます。 以前、ここで島らっきょうを買ったことがあるからです。 ありました。 3束の島らっきょうがありました。 一束500円ですので安いとは言えません。 島らっきょうを見ていると、 「あったわよ!」と観光客らしい奥様が駆け寄って来ました。 奥様も島らっきょうをさがしていたようです。 奥様に買い占められてはいけませんので、私は島らっきょうの一束を手に取りました。 そして、先に支払いを済ませてしまいました。 奥様も一束買ったようです。 お店には一束残りました。 奥様が観光客であれば、沖縄に通の人です。 特に酒飲みには・・・ 私は手にした島らっきょうを入れたビニール袋を二重にし、固く縛ってお店を出ました。 そして、島らっきょうを携えて次の観光に向かうことになりました。 次は大宜味村のシークワーサーパークです。 |
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観光を終え、JAやスーパーで泡盛やつまみを買ってホテルに戻りました。 買って来た島らっきょうは、綺麗に洗ってつまみの準備です。 島らっきょうが加わって、今日は昨日より格段に豪華なつまみです。 飲兵衛にはたまりません。興奮します。 2日目からは、部屋居酒屋のテーブルに島らっきょうが並ぶことになりました。 泡盛「久米島の久米仙(1800ml・紙パック)」と「今帰仁古里(720ml・瓶)」の前に鎮座しているのが島らっきょうです。 島らっきょうは、生のまま塩を振っていただきます。 買って来た酢味噌でも、醤油でも大丈夫です。 島らっきょう+泡盛=LOVE 部屋居酒屋の開店で~~~す! |
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2日目の部屋居酒屋のテーブル | ||||
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