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温泉街や温泉旅館などが衰退していく経緯をその場で見せてくれる風景に出会いました!<161105>
旅にはアクシデントがつきものです。そのアクシデントは、いろいろなことを教えてくれます!<161105>
リゾート地の宿も従業員に見合ったお客様が集まる!<130322>
グループに異端児がいると、全体のサービスの品質が疑われる<110117>
温泉街や温泉旅館などが衰退していく経緯をその場で見せてくれる風景に出会いました!
   
宍道湖周遊ドライブを楽しもうと、出雲大社から国道431号線を走り、松江市街を抜けて玉造温泉に来ました。
山陰自動車道の高架の下を抜けると、そこは玉造温泉です。大きな温泉宿がいくつか建っています。

温泉街の中のあまり古くは感じさせない宿の車寄せに一旦車を付けました。
が、荷物の整理があったので、玄関近くの駐車スペースに戻して停めました。

温泉宿に宿泊するのは久しぶりでしたが、有名な玉造温泉ですので予約しました。
温泉街には居酒屋などもあるようで、我ら「居酒屋ハンター」としてはお決まりの温泉宿の夕食を放棄しての予約です。

若い仲居さんが荷物を持って部屋に案内してくれました。
そして、お決まりの説明が終わったので、温泉街の様子をうかがいました。

仲居さんは、「玉造温泉街歩きマップ」を広げ、「このお店はお肉がおいしい!」「このお店は海鮮料理」「このお店は・・・・」と地図に印を付けてくれました。

早速、温泉街の探索です。
一旦歩き出しましたが、小雨模様でしたので車に傘を取りに戻り、傘を持っての散策です。

玉湯川の左岸を上流に向かって歩きました。
玉湯川には足湯が2ヶ所。利用しているのは女性だけ。

まだ浴衣を着て歩いている人はほとんどいない。途中に鯉の餌をあげる場所があり、100円で餌をゲット。
餌で鯉を集めてもてあそぶ。・・・「安価なエサで恋を集めて弄ぶ!」・・・なんてね!

宮橋(恋叶い橋)を渡り、玉作湯神社で参拝。願い石、叶い石にも・・・。
さてさて、歩いて来たけど、どうも居酒屋が開いてない。

時間が早かったのかも知れないが・・。月曜日だったからなのか・・。休業を知らせる案内を出しているお店もある。

仲居さんに示されたお店の1件だけ開いていたが準備中!
開店時間を聞いたが応対が良くないので、この温泉街での居酒屋は放棄した。

そして、部屋飲みに変更。「居酒屋ハンター」としての仕事放棄です。
売店でつまみになりそうなものをさがしたが、無い。
そりゃそうだ、夕食付で泊まる客がほとんどのはずだから・・。

実は、昨夜は、JR西出雲駅前のホテルに宿泊していました。
駅前なのですから当然居酒屋もあるはずです。

ところが、お店がありません。
コンビニも車で行くような距離です。

ですから、昨夜も「居酒屋ハンター」としての仕事をしていません。お酒は適当に飲んでいるのですが、そろそろ地雷を踏みそうになっています。

そんな気分で来た玉造温泉です。少しヤケになっています。
館内を散策していて、例の仲居さんと出会ったので、「居酒屋が全滅です!」と報告。

仲居さんは、バツ悪そうな顔をして謝ってくれたが、「居酒屋ハンター」としては少々不満です。せめて大きくない温泉街なのですから、周辺の情報を把握・整理しておいて欲しい、と・・。

館内で安来節・どじょう掬いのライブがあるというので、早めに陣取って、その場でやけ酒(ビールと芋焼酎)を飲む!
<161105>
旅にはアクシデントがつきものです。そのアクシデントは、いろいろなことを教えてくれます!
   
 
   
「なぜ電気ポットなの?」
そのような疑問の声が聞こえてきます。

この温泉宿には、写真のような電気ポットが客室に置いてあるようです。
夕食を予約していない「居酒屋ハンター」は、非常時のためのカップラーメンを持参しています。

「居酒屋ハンター」は、車での移動が多いですから、非常食や非常時の飲料も適当に積んで走っています。もちろん車内で寝ることも覚悟して毛布なども積んでいます。

バスタオルも3枚ほど。車に積んでいる非常時の飲料は、基本的にはお酒です。
今回は「濃いめ」と「芋焼酎」を積んでいます。無くなれば補充します。

カップラーメンには熱いお湯が必要です。それを目的にしているわけではありませんが、電気ポットが部屋にあります。
私たちにはカップラーメン用の湯沸かし器にしか見えません。

基本的に大きな建物の蛇口から出る水は飲めませんから、ペットボトルの水をポットに入れようとしました。

すると、どうでしょう!
ポットが洗われていないことが判明!もちろん、即時にフロントに電話!

緊急事態の発生です。
空腹の人間は気が立っています。でも、大人ですから気を静めて冷静を装いました。
二重人格者のようです。

でも、怒ったところで良いことはあまりまりません。冷静に対応した方が得策です。
男性の方が部屋をノックしました。取り替えるためのポットを持っています。

「部屋に入ってもよろしいですか?」と聞き、「どうぞ!」と言うとポットに近寄りポットの中を見ました。

でも、あまり驚く様子はありません。
社交辞令的に「申し訳ありませんでした!」と言い、取り替えて部屋を出て行きました。

実は、ポットの中には、茶葉が入っていました。たぶんポットに直接茶葉を入れて飲んでいたのでしょう。(そんなことはどうでもいい話です)

私たちは、宿側が確認していないことを驚いているのです。
「今度は大丈夫だろうね!」と取り替えた後のポットの中を覗き込みました。するとどうでしょう!茶葉は入っていません。

「良かった!」と思いたいところですが、ポットの中には、黒い小さな斑点のような異物がくっついています。
「なぜ、確認してから取り換えしないのでしょう!」すでに驚きを超えています。
仕方がなく、自分たちで綺麗にして使用しました。

教訓です!
口に入れるものは、皆さんが注意しています。特に食べるものには・・。しかし、食器や道具などまでには目が届きません。意外にも洗浄が粗雑です。

ホテルや旅館だけでなく、居酒屋でも食器類があまり綺麗ではありません。
そして、大きな建物には貯水槽があります。

部屋で蛇口をひねると貯水槽からの水が出ます。その貯水槽は、定期的に点検していますが、残念ながらどこもあまり綺麗ではありません。

ホテルや旅館では、飲み水としてポットで出してくれますが、どうも不安が残ります。
結果、ペットボトルの水になりますが、これとても頻繁に不備や異物混入が報告されています。

平成28年10月30日の新聞には「富士山麓のきれいな水」と「富士山の清らかな水」に基準以上の異臭酸が検出されたとして「商品の回収のお詫びとお知らせ」が掲載されています。

完璧にいかないまでも消費者自身の注意が必要になっています。
<161105>
リゾート地の宿も従業員に見合ったお客様が集まる!
   
西伊豆・土肥の宿に泊まリました。
ちょっとしたグループ旅行です。

安価で、それなりの料理が出そうな宿を希望していましたので、予約サイトから予約。
日曜日の宿泊でしたので、お客様が少ないのは覚悟していました。
が、そのとおりでした。

100人規模の宿で、それなりに手入れはしているようでしたが、なんとなく訴えるものが感じられない。これでは、高齢者施設とあまり変わりません。案の定、夕食では、大きな会場に20人ほどのお客様。

そのお客様が、ほぼ高齢者。高齢者は、暇をもてあまし、適度にお金を持っている。
さて、「この宿を活性化させるためには!」と考えてみた。

まず、調べごと・・・。
探検隊みたいに宿の廊下を歩いてみた!

とても静かです。
大浴場でも、ほとんどお客様と出会いません。

で、帰ってきて、宿のホームページを閲覧!
すると、どうも最近露天風呂付きの客室を造ったようで、若年層相手の宣伝文句が並んでいた。

宿では、そのように感じなかったのですが、・・・。
従業員の年令を見ても、建物全体を見ても、とても若者向きのようには感じなったのですが。

やはり、従業員に見合ったお客様が集まってくるのかなあ!
何を変えるよりも、活性化のためには、従業員の若返りを!!
<130322>
グループに異端児がいると、全体のサービスの品質が疑われる
   
長野県のある歴史ある有名な温泉地です。
何度か個人的に利用させていただいて、その頃はときどき研修や会議にも利用したこともある。

サービス業の品質を意識して行動しているので、研修に際しても好奇心をもっていろいろ確認させていただいている。
そんなとき、温泉地の安宿を標榜する宿を利用することになった。

サービスを放棄し、徹底的な効率化を推進して”格安”が実現できたと言う。
ところが、確かに通常の温泉宿の料金より安価であることには間違いないが、埃まみれの感があり、清潔感がなく、ビジネスホテルよりも格段に劣る。

これは、”格安”でなく、単に”安価”だ。

その後、何度かその温泉地に泊まろうと適当な宿をさがすのですが、多くの宿が”格安宿(?)”を訴えて、宿の良さや特徴が見えて来なくなっていた。

その温泉地にも真に格調高い宿があるものの、なぜかその宿までもが色あせているように感じてしまう。

旅をするにしても、確かに高額な宿泊費は旅行の大きな負担になる。
家族数人で旅行するとなると簡単には出かけられない。そのような人たちのために、安価な宿の存在は助かる。

厳しい経済社会です。安価な宿に泊まるのもひとつの旅かもしれない。そんな時代ですから、安価を売る宿は、そのときは賑やかです。

安価を売る賑やかな宿は、その温泉地では、時代の”異端児”です。単に需要があるからと言って振りかざすような旗ではないようです。

しかし、問題は、その安価を売る賑やかな宿と競争してしまう安易な温泉宿が増えてしまうことです。
温泉地全体に安価宿泊を宣伝するゴシック体の赤い文字の大きな安看板があちこちに立ちます。

駐車場には、もちろん、建物本体にも掲げられてしまう始末です。そうなると、歴史ある温泉地などとは、とても呼ぶことができません。

その温泉地の文化は、安価になってしまいました。
そして、良さをさがす気力もなくなってしまいます。

そのときは、需要があり、マッチするかもしれません。
しかし、グループの中に異端児がいると、その温泉地や街全体が、一時振り回されます。

本来、その異端児の攻撃に耐えてこそ、その温泉地の歴史や文化とともに生きるサービス業であるはずですが・・・。

温泉地の良さは、その温泉地でしか味わうことができないものがあることです。
どこにでもあるような、コンビニのような便利さは、歴史ある温泉地には似合いません。

温泉地の品質が、そこを訪問する観光客の質であることを、サービス業者は忘れてはいけません。
<110117・130319修正>