便利屋サービスの品質を高める
 
 
事業経営は、サービスを経営に取り込むことで事業経営の成果に大きな影響を与えます。

それは、便利屋などの経営でも同様のことが言えます。

現在、ITやデジタルの普及で消費者や消費者の感情が軽薄に扱われる傾向があります。
結果、多くの消費者は、感覚や感情が抑え込まれる状況になっています。

ITやデジタルの便利さやスピードは理解できます。
しかし、すべての消費者が効率性やお得を期待しているでしょうか。

サービスには、お客様に心地良さを感じていただくという消費者優先の精神があります。
心遣い、気配り。

押し付けるのではなく、抑え込むのではありません。
必要なときに即時に対応するために準備しておくサービスなどが必要です。

一流のホテルがあります。
お節介ではなく、待機しているサービスがあります。

必要なときにお客様に直接見えないところでさりげなく視線を送っています。
そして、お客様が何かを求めていると感じたときは、傍らに近付き・・・

「何かお手伝いできることは、ありませんか?」と、声を掛けます。

その源泉にあるのは、お客様に対する感謝の気持ちです。
お客様と出会えたことの感謝です。

結果、お客様に無理強いしない、お客様のための心遣い、気配りが生まれるのです。

立ち止まって考えてみてください。

社会の一角にはITやデジタルの恩恵を受けていない人たちがいます。
キャッシュレス決済とは程遠い人もいます。

経済的に困っているわけではありません。
現金のありがたさや人間との関わりの必要性を知っている人たちです。

その人たちこそ便利屋などを本当に必要とする人たちです。

直接対面しての会話が電話になり、そしてメール、・・・
どんどん人間との関わりが遠のいてしまっています。


私のお客様対応で、お客様はほんとうに喜んでくれているのだろうか?
私の感謝の気持ちがお客様に的確に届いているだろうか?

価格競争やお得競争では、お客様は真に喜んでくれません。
お得や安価で来てくれたお客様は、恩恵が得られないとわかれば近寄らなくなってしまいます。

価格競争やお得競争だけでは、お客様は心から感動してはいないのです。
 
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