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少子高齢社会、毎年30万人〜50万人ずつ減る中で、今後住宅の需要の減少が言われている。
が、大都市圏では高層マンションのが林立、その郊外では建売住宅が売られています。
低金利の時代、頭金がほとんど無くても住宅が手に入るという。
ところが、800万戸を超えると言われる空き家。
新築の陰で、どんどん空き家が増えています。
高層マンションは町の工務店が手を出せる領域ではないが、戸建ての住宅やリフォームまで大手の下請けに甘んじている。
実際、バブルの前頃からすでに「町の工務店は無くなる!」と言われてきました。
それが現実のものになっただけなのですが、町の工務店の怠慢は無かっただろうか!
私自身、以前から、大工さんの延長上に工務店は無く、工務店の延長上に住宅メーカーやディベロッパーは無いと言ってきました。
餅は餅屋で、大工は大工だからです。
ところが、「町の工務店は無くなる!」と言われて数十年、すでに新たな世代に移行しつつあります。
新たな世代は、ITの時代です。
いまや、お客様の確保は、ITの活用しかありません。
町の工務店は、ITを活用してお客様の確保をした建築会社やリフォーム会社の下請け。
そう、仕事の確保は手っ取り早いですね!
その建築会社やリフォーム会社には、大工さんが居ません。
受注さえできれば立派な建築会社やリフォーム会社として君臨できるからです。
ITの時代!
誰でもが情報を発信できる時代です。
大工さんもスマホを持っています。
スマホは持っていても、ITを活かせない大工さん!
情報の受け手にはなれても、情報の発信ができないのです。
機能性や合理性だけの住宅は、味気ないものです。
すべてを数字に置き換えてしまうような住宅、嫌ですねえ!
頑張ろうよ!
大工さん!町の工務店さん!
<170730・191030> |